SONY「α7R V」正式発表!AFが劇的向上や手ブレ補正8段など!!

みなさん、こんにちは。
いしかわつかさです。

遂に正式発表となりましたソニーの新型ミラーレス機「α7R V」
昨夜、定刻通りにYouTubeにかじりついて詳細を見て、まだ興奮が続いています。市場想定価格は56万の見込みのようで、やはりと言ったところでしょう。肝心の機能についても、しっかりパワーアップしていました。という訳で、待ちに待った新型ミラーレスについて詳細を見ていきましょう!

目次

外観

α7 Ⅳに近い形状

ボディはα7 Ⅳに近いです。リーク情報にあった、α7S Ⅲとα7 ⅣのMixというのが表現としては近いです。

結果的には4軸マルチアングルが新搭載されましたが、たしかにこの写真を見ると、バリアングルと思ってしまいますね。まさか、マルチアングルがあんな動きをするとは。そのマルチアングルについては、後ほど。

劇的に向上した新AFシステム

新開発AIプロセッシングユニットを搭載した次世代のAFシステム

α7R Vでは、AIプロセッシングユニットなるものを搭載。これにより、被写体の骨格情報を使ってその動きを高精度に認識することができるようです。この機能が個人的にはイチオシです。ソニーのAFは精度がよいので人物の瞳の認識精度がα7R IV比で60%向上。カメラが姿勢推定技術を用いて処理を行うことで、瞳だけではなく人間の胴体、頭部の位置をより高精度に認識し続けます。

静と動をAIで見極めて、判断する技術は流石ソニーと言えますね。瞳AFもソニーが最初でしたし、AFの分野では他社に比べて随分リードしている印象です。

注意点があるとすればこれは「トラッキング」技術な為、画面上で被写体を「タッチトラッキング」で指定する必要があるというところですね。通常のAFでどこまで撮影者の意図した所を狙ってくれるかは、環境にもよりますが、これは実機で是非試したい所です。

人や動物、鳥以外も認識可能に!

[人物]、[動物]、[鳥]に加え、新たな認識被写体として[昆虫]、[車/列車]、[飛行機]に対応しました。
この技術が出てくると、α1やα9の後継機にも期待が高まりますね。連射を得意とする動を対象としたボディにはありがたい機能。もちろん「R」でも活躍しますが、本領発揮はやはりそっちでしょうね。

どんどんカメラが判断してくれる時代になりますね。ピントをしっかり捉えてくれたら、撮影者は別のことに集中出来るので、これからのカメラはひらめきが重要になってきそうです。そして、シンプルにカメラの楽しさを実感できそうな進化ですね。

小さなブレはカメラがサポートしてくれる時代

高性能光学式5軸ボディ内手ブレ補正

劇的な進化を遂げた手ブレ補正システムです。これまで5.5段が最高と記憶していますが、今回はそれを大きく上回るα史上最高の8段をボディ単体で実現しています。撮影感度を上げたくない室内や夜景などのスローシャッターでの手持ち撮影に、効果を発揮しそうですね。なにより、高画素機である「R」にはより被写体を鮮明にさせることでしょう。さらに、対応する手ブレ補正機構内蔵レンズと組み合わせることで、より効果的に補正してくれるようです。望遠域で発生しがちな大きなブレを効果的に抑制し撮影をサポートします。動画撮影用のアクティブモード時にも対応してるそうです。

手ブレに関しては、あまり大きなアップデートが近年無かった為、これは嬉しいですね。ただ、夜間はやっぱり三脚でってことになりますが、それでも望遠時のサポート効果は期待したいですね。

自由自在に動かすことの出来る液晶モニター

新開発4軸マルチアングル液晶モニター

これはほんまに嬉しい改善点。ソニー独自の4軸マルチアングル液晶モニターを新開発です。バリアングルは個人的には使いにくいので、最低でもチルト採用を望んでいましたが、まさかのマルチアングル。これまで3軸だったのが4軸になり、気持ち悪い(褒め言葉)ぐらい動きます。心配となるのがその耐久性ですが、ヒンジ部は厚みを抑えながらも堅牢性を備えているようです。

チルトの良さ、バリアングルの良さ、両方を取り入れてきたソニーは流石です。これはほんまにブラボー!!

その他の機能・改善

有効約6100万画素のセンサー搭載

今回、α7R Ⅳと同じとなりましたが、正直6100万画素あれば十分です。1億画素になるとおそらくレンズが付いてこない、なので、これぐらいが丁度いいと思ってます。ソニーもそういう判断なのでしょう。

画像処理エンジンBIONZ XRを採用

新開発の画像処理エンジンではないですが、α7R Ⅳよりパワーアップしています。このBIONZ XRはα1に搭載されているものと同じらしいです。特に処理時間への効果が大きいようで、最高10コマ/秒で最大583枚(ソニー製CFexpress Type A CEA-G160T使用時)とバッファが凄いことになってますね。連射性に関しては、まぁ高画素機なので、こんなもんでしょう。
「R」にそこは求めてません。

EV-4.0でもAFが可能に

この分野は他社に比べて遅れている所だと感じていますが、実機レベルではどうなんでしょうね。カタログスペックではキヤノン機はEV-6.0 まで対応しているので、今回、α7R ⅣのEV-3.0から見るとアップグレードしていますが、もっとって言うのが個人的な意見です。ただ、そんな分かりやすい暗所で撮影することは無いか、稀なので、実害あるかと言われると無いですね。

進化したピクセルシフトマルチ撮影

ボディ内手ブレ補正機構を高精度に制御して計16枚の画像を撮影します。合計約9億6320万画素分の膨大な情報から、約2億4080万画素(19,008×12,672)の画像生成を可能しています。ただ、やはりボディ内合成ではなく、パソコンを介しての専用ソフトで対応することになります。試してみたい機能ですよね。本気で撮影するときにしか使用しない機能ではありますが、もう一段上の撮影が出来るという余力があるというのはいいですね。

全画素読み出し8K/24pが撮影可能

個人的には興味のない分野ではありますが、遂に8K時代到来。といった感じでしょうか。
これを映し出す環境は僕にはないですが、大きなテレビを買ったら試してみたいですね。というよりも4Kもちゃんと使いこなせてないですが。編集する環境も(笑)

「S-Cinetone」をデフォルトのルックとして搭載

これもリーク通りですね。ineAltaカメラ VENICEの開発を通じて得られた知見をもとに作られた「S-Cinetone」は、人の肌を描写する際に使われる中間色の表現力をアップさせるルックです。

944万ドットの高性能電子ビューファインダー

これはうれしいですね。α1と同じ最高解像度の約944万ドットの高精細OLEDを採用。α7R IVのUXGA Tru-Finderに比べ約1.6倍です。ソニーは技術を出し惜しみするというか、比較的分散させるので、α1やα9のみ搭載とかそういう事平気でやるので、良かったです。かなりGoodです。

α7R V・α7R Ⅳ・α7RⅢの比較まとめ

α7R V(ILCE-7RM5)α7R IV(ILCE-7RM4A)α7R Ⅲ(ILCE-7RM3A)
発売日 2022 /11 / 252019 / 9 / 6
(2021 / 6 / 4 )
2017 / 11 / 25
(2021 / 6 / 4 )
幅x高さx奥行き131.3×96.4×79.8 mm128.9×96.4×77.5 mm126.9x95.6x73.7mm
重量(本体のみ) 638 g580 g572 g
画素数6250万画素(総画素)
6100万画素(有効画素)
6250万画素(総画素)
6100万画素(有効画素)
約4360万画素(総画素)
約4240万画素(有効画素)
RAW14 bit14 bit14 bit
撮像素子フルサイズ
35.9mm×23.9mm
Exmor R CMOS
フルサイズ
35.7mm×23.8mm
Exmor R CMOS
フルサイズ
35.6mm×23.8mm
Exmor R CMOS
撮影感度標準:ISO100~32000
拡張:ISO50~102400
標準:ISO100~32000
拡張:ISO50~102400
標準:ISO100~32000
拡張:ISO50~102400
記録フォーマット JPEG/RAW/HEIFJPEG/RAW JPEG/RAW
画像処理エンジン BIONZ XRBIONZ XBIONZ X
連写撮影Hi+時:最高約10コマ/秒Hi+時:最高約10コマ/秒Hi+時:最高約10コマ/秒
シャッタースピード1/8000~30秒1/8000~30秒1/8000~30秒
AFセンサー測距点 693点(位相差検出方式)567点(位相差検出方式) 399点(位相差検出方式)
測光範囲EV-4 – 20
(ISO100相当/F2.0使用)
EV-3 – 20
(ISO100相当/F2.0使用)
EV-3 – 20
(ISO100相当/F2.0使用)
ローパスフィルターレス   
手ブレ補正効果8.0段5.5段5.5段
液晶モニター8.0cm(3.2型)
約210万ドット
7.5cm(3型)
235万ドット
7.5cm(3型)
235万ドット
ファインダー1.6cm(0.64型)
944万 ドット
1.3cm(0.5型)
576万 ドット
1.3cm(0.5型)
367万 ドット
ファインダー倍率0.9 倍0.78 倍0.78 倍
専用電池型番NP-FZ100NP-FZ100NP-FZ100
撮影枚数ファインダー使用時:440枚
液晶モニタ使用時:530枚
ファインダー使用時:530枚
液晶モニタ使用時:660枚
ファインダー使用時:530枚
液晶モニタ使用時:640枚
記録メディアCFexpress
SDカード
SDHCカード
SDXCカード
SDカード
SDHCカード
SDXCカード
SDカード
SDHCカード
SDXCカード

メモリースティック
PRO デュオ
スロットダブルスロット
SDカード x2
CFexpress x2
ダブルスロット
SDカード ×2
ダブルスロット
SD ×2
メモリースティック
PRO デュオ
タッチパネル   
可動式モニタマルチアングル液晶チルト可動式液晶 チルト可動式液晶
インターフェースマイクロUSB
USB Type-C
HDMI
マイクロUSB
USB Type-C
HDMIマイクロ
マイクロUSB
USB Type-C
HDMIマイクロ
BluetoothBluetooth 5.1Bluetooth 4.1Bluetooth 4.1
販売価格
ソニーストア
560,000円(税込)
※予想価格
438,900 円(税込)361,900 円(税込)

スペック表だけ見ても、前回のα7R Ⅲからα7R Ⅳにアップグレードした時のような、ちょっと考えさせれる変化ではなく、大きく変化しているのがわかりますね。この赤字のところだけ見てもわくわくします。

キャッシュバックキャンペーン

最大2万円のキャッシュバック

円安の影響なのか、最近はキャッシュバックキャンペーンが多いですね。
まぁ、新製品発売の時は、やってほしいですけどね。

まとめ

今回の新型ミラーレスの発表について、みなさんはどう感じましたか?
市場想定価格は56万と言われています。店頭価格では50万を切るぐらいかな?予約開始は11月1日からです。

僕はと言うと、ほぼ買う予定で考えていますが、今度いつ日本に帰ることが出来るかもあるので、そのタイミングと入荷状況にもよりますね。
それに合わせて、今使っているα7R Ⅲも手放します。α7R Ⅳが発表された時に見送ったので、かなり楽しみにしていました。
これから実機レビューが色々入ってくると思うので、そこも判断材料になりますが、今回のアップグレードは好感触なので、ほぼ決まりですね。来年ですね。みなさんよりは少し遅いタイミングでの購入になりそうです。

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