※本誌の情報を元に1052話の内容について、感想や考察の記事を作成しています。
ネタバレが含まれておりますので、単行本派・アニメ派の方はご注意ください。
前回のあらすじ
- 龍(モモの助)が現れた事で混乱する花の都
- 20年前に死んだとされていた錦えもんを筆頭に赤鞘が現れる
- 赤鞘九人男が現れた事を受けその映像をワノ国中に発信
- 【花の都・近郊】でヤマトが麦わらの一味に加入すると宣言する
- 赤鞘九人男と日和がひざまづく中、砂煙より一人の男が住民に語りかける
- ワノ国で起きた20年を語り、おでんを父と呼ぶ男
- ”ジュクジュクの実”で大人になった”光月モモの助”がカイドウ討伐を伝える
- 新将軍としてワノ国を統治することを高々に宣言した
最新話のあらすじ ※ネタバレ※
- 【聖地・マリージョア】五老星が四皇2人の同時陥落を不安視する
- 【ワノ国・近海】象主が姿を消した
- 【聖地・マリージョア】ニコ・ロビンがどうしても欲しい五老星
- 【聖地・マリージョア】謎の人物が五老星へ妨害電波を利用しコンタクトを取る
- 【鬼ヶ島・城内】ホーキンスとドレークがそれぞれの顛末について話す
- 【花の都】決着より7日目が経過した模様
- 【桃源農園】カイドウを倒した男がジョイボーイだと伝えられる
- 【鈴後・常世の墓】おでんのお堂を立てる話をしている
- 【鈴後・常世の墓】お堂を囲うように康イエや各大名、アシュラとイゾウの墓も
- 【花の都・城内】ヤマトがルフィ達が目覚めるため、お風呂と食事を断っている
- 【花の都・城内】日和によりルフィとゾロが目を覚めた事が伝えられる
- 【花の都・城内】元気よくルフィは肉、ゾロは酒を要求する
- 【城内岩風呂】男湯と女湯に別れて風呂に入る。ヤマトは男湯に入り女だとバレる。
- 【兔丼・常影港】フランキーを始めワノ国の大工が船の修理をしている
- 【兔丼・常影港】アプーが懸賞金と新しい海の皇帝の名前が描かれた新聞を持ってくる
- 【ワノ国付近】緑牛がワノ国に迎えっている
最新話の感想・考察
はじめに
今週の率直な感想は、なんか意外と”あっさり”だなという事です。
その”あっさり”というのは色々含みます。まず、決着から7日が経っていたということ、今まで噂があったゾロの黄泉の国編というか、あの匂わせ死神からの何もなく「酒!!!」、象主の潔さ、CP0の撤退など、色々ごちゃごちゃするかなって思っていたのが”あっさり”していたので。
話の展開としてはテンポがいいので、これはこれであり、そして緑牛の登場ですね。遂にです。
今週も色々細かいところで感じた事を含め、さらっていきます。
五老星の慌てぶり
ルフィの”ニカ”への覚醒により、案の定というか慌てる五老星が描かれています。
それどころか、現四皇の内、2人同時に陥落した事への対応を心配している。
それでも、空白の100年の真実を知る五老星は、ニコ・ロビンさえ奪えば世間にその歴史が明るみに出ないと考えている。
そして、ワノ国・近海から姿を消した象主の行動を聞いて、”開国”はないと断言した。
五老星も象主の事を知っているのは間違いなさそう。そしてその後に起こる何かも理解していそうな雰囲気です。
そんな中、妨害電話により五老星にコンタクトを取った人物がいる。
お前らよォ!! そこで待ってろ。おれがそっち・・・行くから!!
ワンピース 1052話 by 謎の人物
これが誰なのか。話し方からして、まともな人物ではないですね。
真っ先に思い浮かぶのが、黒ひげことマーシャル・D・ティーチですね。
黒ひげ海賊団といえば、黒ひげを王下七武海へ推薦した鬼保安官・ラフィットの存在が思い浮かびます。
この時は、どこからともなく聖地マリージョアに直談判し、王下七武海への加入を推薦した過去があります。
その事から、今回も同じように乗り込むのは、彼らにとって難しい話ではないと思います。
シャンクスもそうですが、聖地マリージョアには簡単に踏み入れる所ではない雰囲気があります。
他の可能性としては誰がいますか?海軍の大将クラスがこんな暴言を吐くことはないので、間違いなく海賊だと思いますが、シャンクスはこんな乱暴な物の言い方はしませんよね。キッドは言いそうですが、キッドは今ワノ国ですからね。
ホーキンスの占いで出たある男の生存率1%とは
鬼ヶ島討ち入り後、誰も居なくなった城内で会話する2人がいる。
バジル・ホーキンス と X・ドレークです。
お互い話すのもやっとな状態。全て占い自身の行動を決めていたホーキンスに向かって放った言葉がなかなかいい嫌味に聞こえる。
カイドウを裏切らなきゃ”安全”だと
ワンピース 1052話 by X・ドレーク
占いで・・・出たんじゃないのか・・・
ホーキンスはカイドウに対して完全に戦意を失っていた。
もし、裏切る事で自分の生存確率があがったとしても、それを実行するには、自身のプライドが邪魔だったということでしょうか。「なぜおれが今更、キッドにしっぽを振れる?」そう自問していた。
ドレークが真打ちとして動き回りクィーンを倒そうと裏切りを実行する時、ホーキンスは”ある男”の生存確率について、占っていた。その確率は”1%”、その後の展開から誰もがX・ドレークの事だと思ったんじゃないでしょうか。
実は、自分自身を占って、その生存確率が1%と出ていたというのです。
この占いについては、悪魔の実の能力ではなく、自身の趣味だと思いますが、占いの結果に対しては、信用していたように思えます。その為、結果に対して大きく飛躍するとすれば百獣海賊団は負ける、そうではなくても、自分は死ぬと理解していたと思います。
・・・もし
ワンピース 1052話 by バジル・ホーキンス
奴らの勝利が見えていたとして・・・
なぜおれが今更・・・キッドにしっぽを振れる?
この言葉は意外と深い。自分が死ぬことはわかっていたけど、カイドウの勝ち負けとは無縁。
先程、ホーキンス自身のプライドが邪魔でキッドたちに寝返ることを辞めたと言いましたがそうではなく、自分自身は死ぬとしても、存在に恐怖を感じたカイドウが負けるという、可能性はそれでも低かったという自分の勘に掛けた結果なのかなとも思います。そして、その勘は外れた。
”もし”と言ってはいるけど、知っていた可能性も十分にありますよね。
結局最後は、占いによって人生を振り回された男となりました。
決着より7日目「花の都」
ここで一気に時間が過ぎました。
花の都の寺子屋では、黒炭おろちにより改変されたワノ国を史実を光月家の物語して新たに教え直している。
ここでは英雄の歴史として、学び直すシーンが描かれています。
これは、戦争がもたらす1つの結果ですね。いい悪いではなく、勝ったものが勝者。
今の現実の世界も同じ、勝者がいいように描かれるんです。それは、黒炭おろちがやったことと何ら変わりないと僕は思う。
嘘はダメだけど、敗者の言葉は残らない、そういう世界の縮図とも入れるシーンですね。まぁそういうもんです。
桃源農園にて
カイドウを倒した男は誰か?について話をしている。どうやら”ジョイボーイ”が倒した事になっている。
ジョイボーイという言葉を知っているのは、ごく一部の人だけだと思う。ワノ国とジョイボーイは何か繋がりがあるのか?かつてジョイボーイの仲間だった象主が開国の手伝い、もしくは、きっかけをもたらしているは何故か。
ルフィ太郎っていうのが知れ渡るなら自然な流れなんですが、ジョイボーイは明らかに不自然。
というか、麦わらの一味でさえ、ルフィがニカであること、もしくは、ジョイボーイであることを知っている仲間はいないように思う。モモの助は確定。ヤマトはもしかしたら知ってる可能性はある。
ってなると、カイドウとの戦いで、時々顔を出したルフィの姿を見て、ジョイボーイだ!!ってなった侍達がそう言っているしかない。ヤマトやモモの助が、カイドウを倒したのはジョイボーイと言わない気がするので。
というか、モモの助は、自分が成敗したって言っていたしね。
イゾウとアシュラ
イゾウとアシュラは先の決戦で戦死していた。
これには僕は申し訳なく思った、イゾウがずっと姿を見せていなかったので、イゾウの安否は心配していたけどアシュラが居ない事に気が付かなった。
今思うと、アシュラは錦えもん達が20年後に飛んだ後、紆余曲折ありながらもワノ国を支えた侍。
昔の平和を取り戻したワノ国の姿は見てほしかったなと思う。ワノ国の侍はほんとに芯が強い。
イゾウも死に場所を探していた1人。なかなか波乱万丈な人生です。
錦えもんと河松の会話。
おでんを祀るお堂を建てる。それを囲うように、康イエを始め国の為に戦った大名達の墓を建てる話をしてる。
その中には、アシュラとイゾウも。マルコに白ひげ海賊団として仲間だったイゾウがワノ国で眠る事に問題がないかを問うと、故郷の土が一番と言う。そして、また生き残ったとつぶやく。
短いシーンですが、なかなかグッと来る。
ルフィとゾロ
ようやく目を覚ました、ルフィとゾロ。日和の飛び蹴りにより、モモの助に伝えられた。
あっさり、ゾロの復活が描かれましたが、この7日間で何があったのか、後日談が語られる日が来るのかな?
でないと、あの死神という匂わせ演出は説明が出来ん。絶対なにかある。
日和の飛び蹴りやナミにパンチ、事あるごとに”痛くはないが・・・”という一言が添えられる。
おでんの血なのか、頑丈であることは間違いない。
今週号では、ヤマトが麦わらの一味の様に描かれているが、まだ、モモの助加入に関して捨てている訳ではない。
”開国はまだ”という言葉は、父・おでんのようにモモの助自身が海賊として旅に出る可能性を残していると考えている。
そして、みんなでお風呂に入るシーンですね。自分をおでんと語るヤマトはもちろん男として男湯に入るが、サンジは幸せパンチを喰らい、ブルックは骨抜きにされ、モモの助と言うと白々しいさ満点である。
キッドとロー
兔丼の常影港で麦わら、キッド、ローの船をフランキーを始めとする、ワノ国の大工達で修繕修理を行っている。
面白いのが、キラーがフランキーのリーゼントのような髪型を見て興奮しているシーン。
キラーは今回の1件でなんかキャラが変わったように思える。笑い声しかり。
キッドとの友情のような信頼関係はカッコよかったんやけどね。
というか、麦わらの一味に関わるとみんなそうなる。ローなんかもうなんか自然。
嫌われ者のアプーが登場!!
左手には最新の新聞を持っている。そこには、最新の懸賞金額と四皇の牙城が崩れたこのワンピースの世界で、新たなる海の皇帝は誰かが描かれている。
ルフィは確定として、キッドとローがそこに入るのか、または、五老星に電話をした謎の人物が新たな海の皇帝なのか。
これはかなり気になる所です。
緑牛登場
赤犬・サカズキに怒られながらワノ国へ向かう緑牛が描かれました。
これまで謎に包まれていた緑牛。花を回転させてヘリコプターのように飛んでいます。
これはどんな能力なのでしょうか。もうすぐ、対面ですね。そして、目的はなんなのでしょうか。
自由な所がロングリングロングランドで初登場した青キジ・クザンと通じる部分があります。
この時は、自転車に乗って海を渡ってきました。麦わらをひと目見ようと。しかし、その後、色々ありました。
あと1話で1ヶ月の準備期間の休載に入りますが、ワノ国の宴、懸賞金のことや緑牛のこと、スッキリ区切りを付けて終われるんですかね?来週も楽しみです。
次号はいつ?
次号2022年29号
6月20日(月)発売の週刊少年ジャンプ2022年29号を予定しております。
未解決の内容リスト(比較的大きな謎)
- ワンピースの正体とラフテルの場所
- ルフィの夢の果て
- クロコダイルが握られている弱み
- エネルの再登場と月の謎(遺跡含め)
- Dの意志
- サボの安否
- 黒ひげの正体とシャンクスとの因縁
- 麦わらの一味の最終的な人数
- 悪魔の実の出処
- ルフィの母親
- 空白の100年
- 五老星の正体とシャンクスとの関係
- 巨大な王国の正式名称
- ウィーブルの正体と出会い(白ひげの子供?)
- イム様の正体
- テキーラウルフの建設理由と行方
- ベガパンクの正体と頭脳
- ロックス海賊団の全貌とゴッドバレー事件の詳細
- 麦わら大船団が起こす一大事件
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