ミッキーマウスの著作権が2024年に切れる!?自由に使えるようになる!?

みなさん、こんにちは。
今回は、ミッキーマウスのお話です。

1928年10月1日にウォルト・ディズニー・カンパニーの看板として誕生した、ミッキーマウスの著作権の期限が近付いています!
これにより、今後ミッキーマウスはどうなるかを考えてみました。

目次

今、ミッキーマウスに何が起きているか。

ミッキーマウスは知らない人を探す方が難しいぐらい有名なウォルト・ディズニーの看板キャラクターです。
幼少期の頃、日本ではアンパンマンと並び育てられたキャラクターではないでしょうか。

そんな、ミッキーマウスに今、何が起きているのか?

それは、著作権問題です。

著作権は、作品を創作した者が有する権利である。また、作品がどう使われるか決めることができる権利である。作者の思想や感情が表現された文芸・学術・美術・音楽などを著作物といい、創作した者を著作者という。知的財産権の一種。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ミッキーマウスは、1928年10月1日に世に生み出されました。
しかし、その95年後の2024年に著作権が切れパブリックドメインとなります。

日本の著作権保護法では、創作した人の死後50年後に消失します。企業で作成された著作物や映画は、公表後50年間(映画は70年)保護されます。アメリカ著作権法は1998年の法改正で、著作者の死後70年が原則ですが、法人著作物の場合は発行後95年または制作後120年のいずれか短い方となっています。

それまでは、ヨーロッパと同じ70年だった為、この1998年の著作権延長法は別名ミッキーマウス保護法とも呼ばれます。

パブリックドメインとは、著作物や発明などの知的創作物について、知的財産権が発生していない状態または消滅した状態のことをいう。日本語訳として公有という語が使われることがある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

パブリックドメインとなると、一般的には自由に扱ってもいいという事になり、これまでウォルト・ディズニーが積み上げてきたキャラクターイメージを損ねる可能性が出てきます。

実はクマのプーさんもパブリックドメイン

ミントモバイルの広告で使用

みなさんご存じのクマのプーさんは1921年8月21日生まれとなっていますが、著作物として発行された原作1冊目が、1926年に出版されている為、95年の著作権保護期間が終了し、2022年からパブリックドメインになりました。

クマのプーさんの本がパブリックドメインになったことで、ライアン レイノルズは、Twitter上で彼の携帯電話会社であるミントモバイル(アメリカの格安SIM会社)を宣伝するために、くまのプーさんを使用しました。

レイノルズは「Winnie-the-Screwed」の物語とミントモバイルの契約プランを紹介します。動画では、多額の請求書とお金の不足に対し絶望する。そんな中でミントモバイルからの3か月間の無料の現在のプランを宣伝するために使用されました。
レイノルズが動画と一緒に投稿されたコメントで説明しているように、「いくつか手を加えていますが、それはオリジナルに非常に近い。行ったのは、ミントモバイルを追加し、「honey(蜂蜜)」を「money(金)」に変更しただけ。」

レイノルズはいくらパブリックドメインとなったからといっても、作品に対するリスペクトを感じます。
良いか悪いかは捉え方はありますが、今の法律をうまく利用している点は宣伝効果も高く、頭が良いなと思います。
何より、クオリティーが高い。

ホラー映画にも登場

2022年5月に、リース・フレーク・ウォーターフィールドが監督・脚本を務める「Winnie the Pooh: Blood and Honey」というホラー映画が制作進行中である事が発表されました。撮影は既に終え、ポストプロダクションの作業中らしいです。
この作品は、クリストファー・ロビンに捨てられたプーとピグレットが血まみれの殺人に走るという内容です。

イーヨーの墓石も登場するらしいですが、それは飢えたプーさんとピグレットに食べられた惨めなロバという形のようです。

もはや、なんでもありになってきましたね。どうですか?みなさんはみたいですか?

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ちなみに、同じ100エーカーの森に登場するティガーは1928年出版の「プー横丁にたった家」が初登場の為、95年後の2024年にパブリックドメインとなる為、本作品には登場しません。
もし、今パブリックドメインだったら、ピョンピョン跳ねて襲ってくるかなりやばいヤツに違いないです。

パブリックドメインなら何でも出来るの?

カリフォルニア大学ロサンゼルス校ロースクールのドキュメンタリー映画リーガルクリニックのアソシエイトディレクター、ダニエル・メイダは、「著作権が失効したからといって、一切の制限がなくなるわけではありません。」と注意を呼びかけています。

ホラー映画を作成したウォーターフィールド監督のようなクリエイターが昔のキャラクターをベースに作品を作るとき「一線を越えないことが大事」で、ディズニーの一部と認識されているキャラクターの場合、部分的にはクリエイターが手が出せない部分がある。例えば、まるでディズニーと関係があるかのように思わせてしまうと、法的な影響を受ける可能性があると指摘しています。

ウォーターフィールド監督も炎上覚悟で製作しているものの、なるべくディズニーとの関係性を連想しないように、例えば、プーさんの服は小さな赤いTシャツを木こりのスーツに変更したり、ピグレットは黒で覆ったりしているそうです。
まぁ、だれがどう見ても、クマのプーさんですが。それでもウォーターフィールド監督は「誰もこの映画をディズニーのものと勘違いすることはないはずだし、予告編や場面写真を見て、子ども向け作品と思う人もいないだろう」と述べています。

ディズニーとアメリカの著作権法の関係は深く、著作権局のトップであるスザンヌ・ウィルソン氏は、かつてウォルト・ディズニー・カンパニーの副顧問を10年近く務めた人物です。しかし、これまでに「ミッキーを守るため」とウワサされる著作権法の改正が何度も行われてきたものの、「さすがにもう行われることはない」とメイダ氏は指摘しました。

まとめ

世界的キャラクターの著作権問題。2024年に向けて既に色んなクリエイターが準備をしていると考えると1月1日から続々と色んな可能性を秘めたミッキーマウスが登場しそうですね。

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