みなさん、こんにちは!
いしかわつかさです。
今回は高倍率ズームレンズを取り上げたいと思います。
というのも、高倍率ズームの魅力はなんと言っても「便利」に尽きます。レンズ交換無しで広角から望遠までカバーできる為、あらゆる場面で瞬時に対応出来ます。一方で、画質は犠牲になります。
そんな高倍率ズームでおすすめのレンズはどれ?というのが、今回のテーマです。興味ある方は是非、一読下さい。
高倍率ズームレンズとは?
高倍率ズームレンズを簡単に説明すると、広角端と望遠端の焦点距離の幅が大きいレンズのことです。
一般的に、焦点距離が10倍以上のレンズを高倍率ズームと呼びます。
例えば、広角側18mmで望遠側が200mmのレンズの場合、倍率が約11倍の為、高倍率ズームと呼べます。
しかし、広角側24mmで望遠側が105mmのレンズの場合、倍率が約4倍の為、高倍率ズームと呼べません。
これはあくまで僕の感覚ですが、フルサイズ対応レンズであれば、倍率6倍以上あれば高倍率ズームレンズと呼んで良いと思っています。
・カバーする焦点距離が広い為、レンズ交換が不要になる。
・比較的コンパクトで価格が安い。
・単焦点レンズはもちろん、倍率の低いズームレンズに比べ、画質が良くない。
・特に望遠側は著しく悪くなる傾向がある。
・解放F値が高く、暗いくボケにくいレンズが多い。
高倍率ズームレンズはどんな人におすすめ?
これはシンプルにレンズ交換をしたくない人です!
つまり、下記のような人に向いています。
- 画角を頻繁に変更する人。さらにその焦点距離が広い人。
- 旅行などで出かける際に、交換レンズ1本〜2本に限定したい。
- そもそもレンズ交換がめんどくさい。
旅行に行く際は、高倍率ズームレンズ1本と35mmか50mmの単焦点レンズの組わせが特にオススメです。
各社の高倍率ズームレンズ比較
ソニーのフルサイズミラーレスで高倍率ズームを選ぶ場合はもう2択です。
ソニーかタムロンのどちらかを買っておけば間違いないです。
スペック表
カタログスペックを比較した表です。
ソニー製レンズの良い所は、
①純正
②手ブレ補正対応
③防塵対応
④焦点距離が24mm〜240mm
タムロン製レンズの良い所は、
①価格が安い
②軽い
③明るい(解放F値2.8)
これをどう捉えるかですね!
焦点距離による開放F値
SONY FE 24-240mm f/3.5-6.3 OSS | TAMRON 28-200mm f/2.8-5.6 Di III RXD | |
---|---|---|
24mm | F3.5 | – |
28mm | F4.0 | F2.8 |
35mm | F4.0 | F3.2 |
50mm | F4.5 | F3.5 |
70mm | F5.6 | F4.0 |
100mm | F5.6 | F4.5 |
135mm | F6.3 | F5.0 |
200mm | F6.3 | F5.6 |
240mm | F6.3 | – |
これに関しては、タムロンが圧勝ですね。
明るいは正義!
MTF曲線
SONY
FE 24-240mm f/3.5-6.3 OSS
TAMRON
28-200mm f/2.8-5.6 Di III RXD
描写性能についてはどうでしょうか。
タムロンの方は開放から高い描写を維持していますね。
ソニーはF8まで絞ってやっとと言った所でしょうか。
まとめ
ほぼ同じようなサイズ感の2本のレンズですが、性能は全然違いますね。カタログスペックだけで比較するのであれば、今の所、タムロンかなと思います。というよりは、ソニーのレンズが約8年前なのに対して、タムロンのレンズは、3年前です。新設計の方が有利に働きますよね。
とは言え、お手軽便利ズームというカテゴリーにおいて、24mmスタートで240mmというのはかなり大きなアドバンテージです。
ユーザーというのは、基本的にわがままです。高倍率の便利ズームが欲しいといいながらもやっぱり描写性能をなるべく犠牲にしたくない。
うーん。純正派の僕ですが、価格も安いしこれはタムロンかな。
ソニーさん、そろそろⅡ型を出してくれませんか?F4通しで。
みなさんは、これをどのように見ますか?それではまた。
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