みなさん、こんにちは。
いしかわつかさです。
リコーイメージングが海外にて「RICOH THETA X」を正式発表しました。
国内での発売も5月中旬に発売が決定しました。
本製品は、1/2型センサー搭載で2.25型モニタ、Micro SDに対応とのことです。
個人的にも気になっている製品なので、詳しく見ていきましょう!



RICOH THETAとは
RICOHが発売した全天球カメラ(360度カメラ)のシリーズ名です。スティック型のボディに180度撮影できるカメラレンズが搭載され、ワンショットで360度撮影出来るのが大きな特徴です。
僕は、このTHETAで360度カメラというのを知りました。
ただ空を見上げて。 星降夜より。 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
上のは2016年の秋に、奈良県にある大台ケ原で撮影した写真です。
この時は、”THETA S”でしたが、星もしっかり記録されているのがわかります。
360度カメラは、空間ごと切り取る事が出来るので、「凄い!!!」と感じたそのままを記録する事が出来ます。
あとは、集合写真にもよく使います。特にお祭りですね。僕の場合は。
初のディスプレイ内蔵モデル
今回新製品として約2年半ぶりとなる「RICOH THETA X」の一番の魅力はなんと言ってもディスプレイが内蔵されている事です。2015年10月に”THETA S”が発売されてから、全部で6つのラインナップがありますが、全てスマホを通さないと写真を見ることが出来ませんでした。
しかもこのディスプレイ、タッチディスプレイとして登場するらしく、使い勝手は圧倒的にあがる事が予想されます。

バッテリーが交換式で外部メモリ(MicroSD)対応
これもびっくりする方がいるかもしれませんが、今までのラインナップでは全て内蔵のみでした。
その為、常にバッテリーを気にしながら使用していましたし、データの転送は本体の充電を気にしながら直接ケーブルを指して対応していました。
それがなくなるというのも、大きな進化です。

カメラ性能はどう?
さて、カメラの使い勝手の面で大きな進化を遂げた”THETA X”ですが、性能はどうなの?という所を見ていきましょう。
現行のラインナップにおける立ち位置
今回発表された”THETA X”は、入門向けの”THETA SC2”、画質を追求したプレミアム”THETA Z1”との間に位置するアドバンスドモデルとなっています。
このことから、画質という面では、Z1には及ばないがSC2よりは良いという風に見て取れます。
この3機種よりより詳細なデータを比較して見てみましょう。

カメラ性能の比較
3機種について、特に押さえた方が良いポイントを僕なりに判断して表にまとめてみました。
まずは、下記をご覧ください。
THETA SC2 | THETA X | THETA Z1 | |
---|---|---|---|
発売日 | 2019.12 | 2022.5 | 2019.5 |
価格 (2022.4.1) | 約3万 | 約11万 | 19GB 約9.3万 51GB 約12万 |
外形寸法(mm) | 45.2 x 130.6 x 22.9 | 51.7 x 136.2 x 29 | 48 x 132.5 x 29.7 |
質量 | 約104g | 約170g | 約182g |
画像素子 | 1/2.3型(x2) | 1/2.0型(x2) | 1.0型(x2) |
レンズ F値 | F2.0 | F2.4 | F2.1 / F3.5 / F5.6 |
ISO | 静止画:(オート)ISO64~1600 (マニュアル)ISO64~3200 動画:(オート) ISO64~6400 | 静止画・動画:ISO50~3200 | 静止画・動画:ISO80~6400 |
静止画(px) | 5376 x 2688 | 11008x5504 | 6720x3360 |
動画(px) | 4K 3840 x 1920 / 29.97fps 最大撮影時間 3分 | 5.7K 5760 x 2880 / 29.97fps 4K 3840 x 1920 / 60fps 最大撮影時間 25分 | 4K 3840 x 1920 / 29.97fps 最大撮影時間 25分 |
記録ファイル 形式 | 静止画:JPEG 動画:MP4 | 静止画:JPEG 動画:MP4 ライブストリーミング:H.264 | 静止画:RAW, JPEG 動画:MP4 ライブストリーミング:H.264 |
ライブ ストリーミング | |||
マイク | モノラル AAC-LC(1ch) | モノラル AAC-LC(1ch) | 4ch AAC-LC(1ch) Linear PCM (4ch空間音声) |
内部メモリ | 約14GB | 約46GB | 約19GB / 約51GB |
外部メモリ (MicroSD) | |||
外部 インターフェース | microUSB:USB2.0 | USB Type-C (USB3.2 gen1) | USB Type-C (USB3.0) |
カメラ性能に関して僕が一番重要視する所は、画像素子です。
やはり”THETA Z1”はフラグシップモデルというだけあって一番大きいです。
最近は高画素化の波があるので、”THETA X”の約11Kはとてつもないです。画像素子はZ1に比べ小さいものの公式サイトには記載こそ無いが、画像処理エンジンは進化しているはずなので、それなによいと思う。
SC2は圧倒的なやすさと軽さですね。初めて360度カメラを使う人には間違いなくおすすめ出来ます。
まとめ
操作性のが異次元に上がった”THETA X”ですが、個人的には「RAW」データを扱えるかどうかというのは重要視したい。
実は2019年に”THETA S”から”THETA Z1”買い替えを行っており、今は”THETA Z1”がメイン機になっています。
旅行先でも基本はスチルカメラがメインとなる為、THETA1つで出掛けることはありません。
さっと撮って後から調整できるという安心感は僕の中では大事な要素です。ですが、本体1つでデータの確認や設定が用意に出来る上、バッテリーの取り外しや外部メモリのアドバンテージは大きいも確かです。
今回、この”THETA X”を買うことは今のところありません。特殊なカメラですし、頻度が多いかと言われるそうでもありません。そして、この価格ですね。ただ、今、何も持っていない状態でどれを買いますかと言われると非常に悩ましい。
カメラは使いやすいと持ち出しやすくなる。
360度カメラは、とても自由度のあるカメラです。
もっと積極的に使おうと思いました。


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