※本誌の情報を元に1073話の内容について、感想や考察の記事を作成しています。
ネタバレが含まれておりますので、単行本派・アニメ派の方はご注意ください。
前回のあらすじ
- 【未来島】ナレーションでベガパンクが何かを成し遂げた際に残した言葉が伝えられる
- 【未来島・研究所】ボニーが嘘泣きでベガパンクを翻弄する
- 【未来島・研究所】ボニーの能力によりベガパンクは子供の姿となる
- 【未来島・研究所】ベガパンクを追い詰めたボニーは改めて「くまを殺した理由」を問う
- 【赤い港】くまが”赤い土の大陸”をよじ登る
- 【未来島・研究所】ベガパンクはくまとの約束でサイボーグ化の真相を話せない
- 【未来島・研究所】ベガパンクはくまを友人として誇らしく感じている
- 【未来島・研究所】納得出来ないボニーが研究室であるモノを発見する
- 【回想】くまは能力により見える筈のない”痛み”を具現化させ他人に譲渡する事が出来る
- 【回想】ベガパンクはそれを”心象”は出来ないかをくまに問う、記憶を具現化出来ないかと
- 【未来島・研究所】ボニーはくまの能力で具現化した肉球の形をした塊を触ろうとする
- 【未来島・研究所】ベガパンクは”痛み”だと言い触る事を阻止しようとする
- 【未来島・研究所】ボニーはくまの能力をよく知る。それは”痛み”ではなく”記憶”だと言う
- 【未来島・研究層】CP0が研究層に上陸し研究所内に攻め込もうとしている
- 【未来島・研究層】バリアのトラブル中に自己判断によりセラフィムも研究層に侵入
- 【未来島・研究層】ゾロとブルックが研究所内の侵入を阻止しているが状況は2対7と不利
- 【未来島・研究層】しかし、セラフィムの威権はベガパンクが上、指示を出せれば逆転が可能
- 【未来島・研究層】覚醒したカクがゾロと戦う
- 【未来島・研究層】セラフィムが研究所へ攻撃を始める
- 【未来島・研究層】セラフィムの攻撃により爆炎が上がる中、カクが倒れる
- 【未来島・研究層】ステューシーが裏切りカクを眠らせた
最新話のあらすじ ※ネタバレ※
- 【未来島・研究層】突然の裏切りのステューシーを前にルッチはいきなり攻撃を仕掛ける
- 【未来島・研究層】ステューシーは攻撃を避けると海楼石で動きを止め噛み付いてルッチを気絶させる
- 【未来島・研究層】ステューシーはルッチを気絶させるとベガパンクに報告する
- 【未来島・研究層】セラフィムはまだ攻撃の手を止めない
- 【未来島・研究所】ベガパンクがセラフィムの元へ急ぎ駆けつける
- 【未来島・研究層】研究所がセラフィムに攻撃を受けたことで外への出やすくなった
- 【未来島・研究層】研究所からリリスとエジソンが外に出た瞬間をS−ホークが狙う
- 【未来島・研究層】S−ホークが切りかかった瞬間にゾロがそれを阻止する
- 【未来島・研究層】S−ホークをゾロが食い止めている間にエジソンが全セラフィムに命令をする
- 【未来島・研究層】エジソンが命令をした瞬間にS−シャークがエジソンを攻撃
- 【未来島・研究層】攻撃を受けたかと思われたエジソンはサンジが間一髪保護した
- 【未来島・研究層】セラフィム達は一斉に攻撃が止まった
- 【未来島・研究所】ルフィはベガパンク・ステラとボニーを探すが発見できない
- 【新世界・スフィンクス】子どもたちがマルコに海軍が襲ってきた時の事を話す
- 【新世界・スフィンクス】海軍は白ひげの莫大な財宝を目当てにスフィンクスを襲った
- 【新世界・スフィンクス】スフィンクスは世界政府の非加盟国の為”法”を適応出来ない
- 【新世界・スフィンクス】海軍が民を襲うその瞬間、元七武海・白ひげの息子ウィーブルが登場
- 【新世界・スフィンクス】ウィーブルは海軍を薙ぎ払い窮地を救った
- 【新世界・スフィンクス】海軍の手から住民を救ったウィーブルだったが大将・緑牛が現れ捕まった
- 【新世界・スフィンクス】ミス・バッキンガムは白ひげとの関係を証明出来るのはベガパンクだと言う
- 【新世界・とある海域】大将・黄猿と共に五老星の1人が未来島へ向かう
最新話の感想・考察
はじめに
今週のワンピースですが、色んな所でベガパンクとの繋がりを感じるなというのが率直な感想です。そして、なんと言っても世界最高権力である五老星が遂に動き出しましたね。そんな大物が動き出した最新話ですが、タイトルは「ミス・バッキンガム・ステューシー」です。前回、CP-0の諜報部員が実はクローン人間であることが判明し衝撃を与えましたが、これ絡みでさらに少し進展があったようです。では早速見ていきましょう。
ルッチの判断力
前回、カクを眠らせた事によりルッチのステューシーに対する警戒度が一気に高まりました。状況を「飲み込めねぇな」と混乱する様子を伺えますが、その少ない情報の中で危険であると判断するや否な、「指銃」で即座に攻撃して見せた。
このルッチの判断力は流石だなと思いました。CP-0は伊達じゃない。しかし、ステューシーもCP-0である為、また、ルッチを格上であると認めている点で警戒は怠っていませんでした。「紙絵」でそれを交わすとリップ型の”海楼石”を取り出し能力を封じると、左肩に噛みつき、ルッチを眠らせる事に成功した。
カクのときもそうだし、背中の黒い翼を見ても”サキュバス”的な人種なのかとは思いますが、そこははっきりしないですね。しかも、血を吸うというよりは、ヴィンスモーク・レイジュのような毒ではないですが、睡眠薬的なもの牙から送り込んでいるように感じます。悪魔の実の能力なのか、そのあたりもはっきりしないですね。
威権チップの謎
さて、最新話にて一番謎だったのが、このシーンです。
ステューシーはカクとルッチを眠らせる事に成功しましたが、ステューシーとルッチは”威権順位”が同じな為、命令は書き換えれないと言っています。
少し前に戦桃丸がルッチに倒され、気絶した際、”威権順位”が下であるルッチがセラフィムに対して「我々に従え」と命令を上書きしました。
この事から、意識が飛んでるいる状態では、”威権”は宙吊りになり、下のモノであっても上書きが可能です。
ステューシーは自身の力により、ルッチとカクを眠らせているので、ルッチの命令を上書き出来ると思いますが、どう思いますか?仮に意識が少し残っている状態でまだルッチの命令が生きている状態であっても、”威権順位”同じステューシーであれば、上書きが可能と思いますが、どう思いますか?考えられるのは、
- 単純にステューシーが勘違いをしている。
- 同じ威権順位の場合、先に命令した人でしか命令の上書きが出来ない。
2のルールがあった場合、ベガパンク同士で命令の上書きが出来ないことになる為、やはりその可能性は限りなく低いように感じますが、そういうルール設定をしている可能性も十分あります。早いもの勝ちということになりますよね。
まぁでも流石にそれだと柔軟性に欠けるのでないかな。色々不都合が起こりそう。特に”正”と”悪”では、常に真逆の指示を出していそうなので、トラブルが絶えない事になりますよね。となると、ステューシーの勘違いかな。
ゾロvsS−ホーク
さて、セラフィムの威権順位の問題の”謎”は残っていますが、現段階では、セラフィムは止まっていません。
セラフィムが研究所を破壊を進める中で、不幸中の幸いというか研究所からセラフィム達がいる外との動線が確保されました。”悪”と”想”が外へ出た瞬間、S−ホークの射程圏内に入りロックオン。そのまま斬り掛かろうとした瞬間、ゾロが止めに入りました。少し違いますが師弟対決ですね。もっと対決を見たかったですが、”想”がセラフィム達に向かって”戦闘を停止せよ”と命令しました。と同時に、S−シャークが攻撃を仕掛けてい居た為、大きな爆発が起きました。
”想”がやられたかと思いきや、サンジが間一髪助けていました。流石、サンジ。
無事、セラフィムも戦闘をやめ、ベガパンク達側となりました。流れで、ステューシーも一緒に行動することに。
Dr.ベガパンクの失踪
ボニーと一緒に居た、ベガパンク”本体”ですが、謎の失踪というナレーションが入りました。
あえて、ナレーションを入れているので、しっかり事件として扱いそうですね。
状況を整理すると、最後に確認したのは、ボニーがくまの記憶を発見したところです。
おそらく、ボニーが触った事が起因していると考えるのが自然な流れだと思いますが、ここで1つ気になる人物もいるんですよね。
「濡れ髪のカリブー」です。魚人島のように何かするとは思いませんが、一応気にしておいてもいいのかなと。
海賊”白ひげ”の故郷
マルコは再び、白ひげの故郷であるスフィンクスに戻っていました。
海軍は白ひげの財宝を狙っていましたが、ケチで有名だったという白ひげに財宝なんてあるんでしょうかね。
そして、ワノ国と同じく「世界政府」の非加盟地域の為、やりたい放題となっています。
ワンピースの世界では「世界政府」が絶対的な権力を持っていることがここでもはっきりとわかりますね。
エドワード・ウィーブル
マルコ不在のスフィンクスでは、海軍からの略奪行為を止める事は出来ませんでした。
そこに現れたのは、自称”白ひげの息子”と名乗るエドワード・ウィーブルです。
白ひげの代名詞でもある薙刀「むら雲切」と同じような形状をしている武器を使って薙ぎ払います。
しかし、その後、海軍大将緑牛がやって来て、連れ去られたようです。
そして、母親であるミス・バッキンですね。
先週、そのクローンであるCP-0のステューシーが話題になりましたが、連続でしかもご本人登場です。
肩書にMADS居候と自称”科学者”と記載があるのが引っかかります。
ポイントは、元ロックス海賊団のミス・バッキンであるということですね。ロックス海賊団の団員全員の血統因子もしくはDNA的な固有の細胞をベガパンクが入手していたら、それを使ってクローン人間がいる事を考えると、同じ元ロックス海賊団のエドワード・ニューゲートの何かを持っていても不思議じゃない。
もしくは、体外受精というのも有り得そうです。”居候”という肩書から考えうるに、科学者として戦力と見られておらず、勝手に居座っていた可能性が高いです。誰も見向きもしない存在なので、勝手に色々やっていた可能性も。
なにわともあれ、DNA検査したら、息子ということになるかもしれません。ミス・バッキンとニューゲートの遺伝子を使ったクローンというのも有り得そうです。
世界最高権力「五老星」
さて、遂に動き出しましたね。世界政府の最高権力が。今回も出し惜しみのように、最後の一コマだけ出て来た形となりましたが、その目的や能力なども全くの不明です。
唯一分かったのは名前ぐらいです。
その名前は「ジェイガルシア•サターン聖」
モデルと言われているのは、カール・マルクスです。どんな人かと言うと、ドイツの哲学者でジャーナリストです。
自分の中に確固たる正義なのか、考えがあり、ジャーナリストとして政治に対し批判的な発言繰り返し、ドイツを追われています。バリに亡命した際も、同じような活動を行い、同じように追い出され、ロンドンへ移住します。ロンドンでは批判家的な活動は下火となり、労働者を守るべく動き出します。マルクス主義と言われる社会主義の1つが有名です。理想国家ですね、簡単に言うと労働者が会社のために働いているんだから、労働者だけでも会社出来るよね?経営者要らなくない?そしたら、労働者の賃金も均等に分けられるからみんなハッピーになる。よし、革命だ!って事ですね。経営陣による経営戦略が無いため、また、社外との交流も自分たちでなんとかなると考えてたようで、実際は厳しかったようです。
とまぁそう言う人です。これがモデルだからワンピースの世界で政治に関わるような政をこの人が担っているかわかりませんが、独特の思想の持ち主ではありそうです。
と言う訳で、今週はここまでです。
おまけ・五老星のモデル
1863年1月1日 奴隷解放宣言
1874(明治7)年 自由民権運動
1867年 マスクス主義(社会主義の創始者)
1947年8月15日 非暴力・不服従という戦術でインドを独立
1985年から1991年 ソビエト連邦の最後の最高指導者
次号はいつ?
次号2023年8号では休載予定
1月23日(月)発売の週刊少年ジャンプ2023年8号を予定しております。
未解決の内容リスト(比較的大きな謎)
- ワンピースの正体とラフテルの場所
- ルフィの夢の果て
- クロコダイルが握られている弱み
- エネルの再登場と月の謎(遺跡含め)
- Dの意志
サボの安否… 第1054話”炎帝”にてサボ生存が判明- 黒ひげの正体とシャンクスとの因縁
- 麦わらの一味の最終的な人数
- 悪魔の実の出処
- ルフィの母親
- 空白の100年
- 五老星の正体とシャンクスとの関係
- 巨大な王国の正式名称
- ウィーブルの正体と出会い(白ひげの子供?)…第1073話”ミス・バッキンガム・ステューシー”で証言
- イム様の正体
- テキーラウルフの建設理由と行方
ベガパンクの正体と頭脳… 第1067話”PUNK RECORDS”で能力が判明- ロックス海賊団の全貌とゴッドバレー事件の詳細
- 麦わら大船団が起こす一大事件
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