【ONE PIECE】第1060話 ”ルフィの夢” 巨大麦わら帽子!?【ネタバレ】

2022年9月21日

※本誌の情報を元に1060話の内容について、感想や考察の記事を作成しています。
ネタバレが含まれておりますので、単行本派・アニメ派の方はご注意ください。

前回のあらすじ

【新世界・白ひげの故郷・スフィンクス付近】赤髪海賊団がマルコを送り届ける
【回想・ワノ国】ヤマトがルフィーに今は一緒に冒険に行けない理由を語る
【回想・ワノ国】マルコがルフィにあいさつし一足先にワノ国を出る
【女ヶ島】海軍と海賊に島を襲われ心配するハンコック
【回想・女ヶ島】海軍が新型の化学兵器パシフィスタ「セラフィム」を投入
【回想・女ヶ島】アマゾン・リリーの戦士と海軍が交戦している中、黒ひげ海賊団が乱入
【回想・女ヶ島】黒ひげはハンコックの能力を狩りに来た
【回想・女ヶ島】黒ひげがパシフィスタの姿を見て驚く
【回想・女ヶ島】黒ひげもパシフィスタとの攻防に苦戦
【回想・女ヶ島】ハンコックが海軍と黒ひげ海賊団に対して「虜の矢スレイブアロー」を放つ
【回想・女ヶ島】黒ひげがハンコックを捉え能力を無効化し殺そうとする
【回想・女ヶ島】ハンコックが絶体絶命の中、”冥王”レイリーが助けに入る
【女ヶ島】先々代の皇帝とニョン婆とレイリーが今回の件について話している
【新世界のどこか】コビーが黒ひげ海賊団によって拉致される

最新話の感想・考察

はじめに

”夢の果て”度々出てくるこのフレーズですね。遡れば第585話”兄弟盃”でルフィがエース・サボの前で、第969話”ロジャーと白ひげ”でおでんがロジャーから聞き、1000話”麦わらのルフィー”でエースがヤマトにルフィの話をした回にも出てきます。
その都度、内容は伏せられ、聞いた者はみな笑っているという共通点があります。
わざわざ、タイトルにこの”夢の果て”というのを持ってきた意図はなんなんでしょうか。そして、今回も内容は伏せられています。ここまで引っ張っているので、尾田さんはまぁなんか企んでいるんでしょうね。
と、今回のメインはここなのですが、他にも衝撃な事が起きています。まず、サボの件、イム様の件、そして、ボニーの件ですね。では、早速、今週号をさらっていきます。

麦わらの一味が世界の出来事を知る

ワノ国も落ち着き、再び航海に出かけた麦わらの一味ですが、本編ではようやく、世界の状態を知る時がやってきました。その中でも、やはり、ルフィの兄であるサボのニュースですね。このシーンで思うのは、カリブーがしっかり捕獲されていることですね。ワノ国では結構な活躍だったんですけどね。日常回って訳ではないけど、麦わらの一味のやり取りはホンマに面白い。こういうところで見せるゾロの冷静さはただただカッコいい。
そして、僕はなんと言ってもゾロとサンジのやり取りですね。サボの件で、マリージョアに行く！やアラバスタへ行く！とルフィ達がビビを助けようと、喚き散らしているところで、冷静な意見。
ルフィ、チョッパー、ナミがワノ国の用語を使って、批判しているのに対して、サンジだけただの悪口。
それに対して、ゾロはサンジだけに「だまれ4位」とツッコむ。面白い。

ルフィの夢の果て

ルフィの夢の果てについては、一番最初に語られたのは、第585話です。この時も、内容が分からず、サボとエースは唖然としています。しかし、その後はエースもサボもルフィの”夢の果て”を応援しています。それが分かるエピソードに、ヤマトとの会話の中で、嬉しそうに口を滑らせたことです。ヤマトも笑わないよと、偉大な男が発した言葉と同じ事に驚いていた。

ルフィとロジャーが同じ夢を追いかけていた事が分かりました。ロジャーが夢を語ったシーンでは、サボとエースと同じ様におでんと白ひげが驚いていた。

この夢の果てについて僕は”月へ行くこと”だと思っています。
子供のこと、男の子だったら月に行って見たいと思った事は1度でもあるんじゃないないでしょうか。僕は考えたことがあります。ワンピースの世界で月というのは、とても重要なキーワードです。尾田さんは、ワンピースの世界の日数経過を細かく月の満ち欠けで表現している点からも重要度が分かります。そして、Dの一族。死ぬ間際に笑顔で死ぬのが有名ですが、その形状は三日月そのもも。今、月に行っているエネルもそのうち出てくると思っています。

革命国・ルルシア王国

今週号の一番の大事件です。サボが居た場所は、8つある革命国の内の1つ、ルルシア王国だったことがわかりました。そこでサボは、革命軍の拠点であるカマバッカ王国へ通信を行い、話題となっているサボがコブラ王殺害の件について、釈明をした。

ここでちょっと気になるのが、ドレスローザ編が終わった後に、黒ひげ海賊団のバージェスが、革命軍の総本山を突き止め、バージェスのビブルカードを辿って応援を依頼していた件。結局、ドラゴンを始め、幹部達が揃っている所を見ると、失敗に終わったのだろうけど、バージェスはどうなったのかな。

サボと革命軍の通信を探知した海軍は、その内容を聞き取ろうとしましたが、そこで事件が起きました。
イム様らしき目元の描写があり、数秒後には、ルルシア王国が完全に消えてなくなりました。

五老星は海軍・通信部に対して、「ルルシア王国など、元々ないではないか…」と言い放った。
そう、何かをもみ消すために国ごと消し飛ばしたのです。
これはイム様の力なのか、古代兵器によるものなのか、ちょっと気になるのが、ルルシア上空に浮かぶ黒い影が、UFOのような形状をしている事。これは以前、マリージョアで厳重に保管されていた、巨大な麦わら帽子ににている。

というか、ちょっと整理できないというか、バースターコールなんて比べ物にならないぐらいむちゃくちゃ。
この世の最高権力者である天竜人の最高位「五老星」よりも権力のあるイム様の力なのかが今後注目です。

ジュエリー・ボニー

さて、麦わらの一味の前に現れた”暖水渦”をゾロが切ると出てきたのが、なんと、ジュエリー・ボニーでした。まさかのジュエリー・ボニーですよね。なぜ、ここにいたのか、マリージョアで何を見たのか、色々ここから紐解かれることでしょう。

今週はここまですが、ちょっとジュエリー・ボニーの登場シーンを振り返ってます。
初登場は、第498話で、その時は11人の超新星の内の一人として紹介されました。この初登場シーンでは、天竜人に斬りかかろうとするゾロを助けています。事件が起きた事により海軍本部大将がシャボンディ諸島に来ることを恐れての行動ですが。

そして、何もかもあいつのせいだ。と言ったシーンですね。これは頂上戦争後です。
ジュエリー・ボニーは考察者達の間では、たびたび、エースの姉なのでは？と言われています。というのも、生前、ポートガス・D・ルージュは「女の子ならアン、男の子ならエース」というのに、アンという名前が出てきています。そして、ジュエリー・ボニーのモデルの海賊は、アン・ボニーと言われています。
ここであいつと発言したのは、エースの海軍へ引き渡した張本人である黒ひげの事と推測されています。シャボンディ諸島で大将に遭遇したくないのも、なるべく海軍と関わらないようにしている為、なのに海賊をやっているのは、エースの情報を得る為だったりと言われています。ただ、これだけで、ジュエリー・ボニーがエースの姉、ゴール・D・アンと決める判断材料ではないです。ちなみに、年齢は、頂上戦争時、エースが20歳、ボニーが22歳です。

黒ひげが言うように、特に戦いに有利な能力でもなさそうなのに、億超えのルーキーとして紹介されていました。政府への危険度を示すのが賞金額です。そして、赤犬の言葉も注目されています。

「だがもう全て終わった」

これは、エースが死んだことを受け、そして、ジュエリー・ボニーを再び捕まえた事で、ロジャーの一族を消し去ることが出来るからではないかと。赤犬の意味深な発言から、ジュエリー・ボニーに何かしらの大きなことに関与している事は明らかです。

そして、一番のポイントは、ソルベ王国・王太后であることです。ボニーは”南の海サウスブルー”の出身と初登場時に明記されていますが、ルージュがエースを生んだ島、バテリラも同じ”南の海サウスブルー”にあります。その事からソルベ王国も”南の海サウスブルー”にあるとされていますが、まだはっきりとした答えは出ていません。

これは完全に推測の域を超えませんが、くまがバテリアへ行き、ボニーをソルベ王国へ飛ばして救ったのではないか、また、ルージュを匿う為に、年齢を自在に操れる能力により王太后としクマが守ったのではいかと。
革命軍は何かしらの情報を得てそれを知っていた可能性も否定できません、もしくはガープがドラゴンへ伝えたか。

どちらにせよ、このタイミングでジュエリー・ボニーが現れた事は、また話が大きく進みそうので楽しみです。
という訳で、ここまでです。