※本誌の情報を元に1047話の内容について、感想や考察の記事を作成しています。
ネタバレが含まれておりますので、単行本派・アニメ派の方はご注意ください。
前回のあらすじ
- 【鬼ヶ島・屋上】カイドウがルフィに質問する。「お前は誰だ?」
- 【ワノ国近海】象主がジョイボーイの存在に心躍らせる
- 【鬼ヶ島・屋上】ルフィがカイドウに答える。「モンキー・D・ルフィ」
- 【鬼ヶ島・屋上】カイドウの”軍茶利龍盛軍”から決闘が加速する
- 【ドーム内ライブフロア】城内に広がる火の手にチョッパーとナミが危機感を感じる
- 【城内・地下】火に囲まれ逃げ場がない
- 【城内・1階】ハート海賊団が退路を探している
- 【城内・地下】ブルックが焼死体と勘違いされ、ロビンも退路を探す
- 【左脳塔遊郭】サンジが女性を連れ、退路を探す
- 【城内・地下】ウソップが必死に仲間を助けようとしている
- 【右脳塔】フランキーが瀕死のゾロを抱えチョッパーを探す
- 【城内・4階】雷ぞうが20年前、燃える城に対して何も出来なかった事を後悔していた
- 【城内・4階】忍術により大量の水を呼び出し、ジンベイの協力により城中に水を回す
- 【城内・3階】ミンク族が炎に絶望している所に水が流れてくる
- 【城内・1階】キッド海賊団がキラーを抱え逃げている所に水が流れてくる
- 【鬼ヶ島・周辺】カイドウが弱ってきている影響で焔雲が力を無くし始めている
- 【鬼ヶ島・周辺】ヤマトがモモの助に焔雲を変わりに作るように迫る
- 【鬼ヶ島・屋上】右手に稲妻を持つルフィをカイドウが見上げる
最新話のあらすじ ※ネタバレ※
- 【鬼ヶ島・周辺】ヤマトがモモの助に”焔雲”を出すように即す
- 【鬼ヶ島・周辺】モモの助は出来ないと拒む
- 【鬼ヶ島・周辺】モモの助は母と別れ際の自分と重ね、自分をふるい立たせる
- 【鬼ヶ島・屋上】ルフィが能力により雷を掴み攻撃をするが、カイドウは冷静に対応する
- 【鬼ヶ島・屋上】自由なルフィを見て”能力が世界を制する事はない!!!”とカイドウが応戦する
- 【鬼ヶ島・上空】カイドウが”獣型”となり空中戦に突入する
- 【花の都】祭りは終焉へ、願いを込めて”空船”を飛ばす
- 【鬼ヶ島・ドクロドーム内】ヒョウ五郎はじめ侍達はカイドウが弱り鬼ヶ島が落下しそうな事を感じる
- 【鬼ヶ島・ドクロドーム内】ワノ国が平和になるには鬼ヶ島が落下し自分たちが死ぬことを受け入れる
- 【鬼ヶ島・城内地下】燃え盛る城内にてウソップが生きるために奮闘する
- 【鬼ヶ島・城内「宝物庫」2階】ルフィとカイドウの激闘により生まれた振動でオロチの海楼石の釘がとれる
- 【鬼ヶ島・城内「宝物庫」2階】オロチは”獣型”となり、日和を道連れに死のうと迫る
- 【鬼ヶ島・上空】ルフィが拳を”巨人族”化させ、カイドウの上から真下に撃ち抜こうとする
- 【鬼ヶ島・上空】ルフィの一撃で鬼ヶ島も潰れる勢い
- 【鬼ヶ島・上空】ルフィはモモの助を信じて鬼ヶ島を移動させるように指示
最新話の感想・考察
はじめに
流石にもう決着が付くでしょう!という感じがヒシヒシを感じる今週号でした。
国を背負って戦う侍たちの覚悟、それと対比するような形で何も知らない花の都の民達。
知る必要はない、楽しく笑って暮らせる、ただそれだけを願い、国の為、家族の為に戦う侍のカッコよさがにじみ出ていました。
もうホンマにホンマに最終局面です。←たぶん
それでは、今週号をさらって行きましょう。
雷を掴むルフィ
前話で雷を掴んでいるような描写で終わりましたが、しっかり、雷を掴んでいました。
ゴムという性質上、感電しないということで成立しているんでしょうが、素の雷はそもそも実体というのがない気がするのに覇気で実態を捉えるように雷を掴むというのはよくわからない世界ですね。カイドウは「好きなだけフザけてりゃいい」とは言いますが、その一言で片付くようなレベルでは無い気がします。とにかく、なんでもありになってきましたね。
覇気だけが全てを凌駕する
一番のトピックスはここですかね。
”能力”が世界を制する事はない!!!
ワンピース 第1047話 by カイドウ
世の中はうまくできている
ロジャーが能力者じゃなかったように…!!!
覇気だけが全てを凌駕する!!!
自然系の実態を掴んだ時点で覇気が最強なのは共通認識でありましたが、カイドウがはっきり明言しました。
まぁ正直そんなことはどうでもよくて、ロジャーですね。はい。さらっと衝撃事実が発表されました。
これまで、ゴムゴムの前任者なのか?そうではなくても何かの実を食べているのか?など散々考察されてきました。
それと同等に、能力者ではないというのもあったので、結構意見が分かれていたと思います。
モモの助が出てきたことにより可能性は低くなってはいましたが、ゴムゴムの実の能力者は”万物の声”が聞けるのではないか?という説もあり、それはロジャーもルフィと同じ様に会話することは出来ないが海王類の声や象主の声を聞くことが出来たからという点が共通していたから。
”声”を聞けるというのが、またどういう資質によるものかという謎は残りますが、何にせよ一つの解が出るというのはいいことですね。
ロジャー海賊団は全員、非能力者かもしれないですね。
関連して赤髪海賊団も全員、非能力者の可能性も高いですよね。
よーそろー!よーそろー!
花の都のフィナーレでもある”空船”のシーン。
日本でも有名になったタイのコムローイ祭り、火を灯す場所を船の形にし、先祖への感謝と願いを込めてそれに飛ばします。
その際に、「よーそろー!」とお声を出しています。これは船乗りの言葉で”まっすぐ進め”という意味です。
実はこれ日本語なんですよね。「宜しく候(よろしくそうろう)」というのが語源らしくそれが短くなった言葉。
鎖国したワノ国にもそういう航海の言葉というか、船乗りの言葉が定着しているのは面白いですね。
空を飛ぶ船なので、別に不思議でもなんでもないですが、”まっすぐ思いが届け”みたいな意味合いなんでしょうね。
でも、もっと深い意味がありそうにも思う。なんなのかな。
コムローイ祭りとは? コムローイ祭りは、水の精霊に感謝をするお祭り。 各々の願いをこめたランタンを夜空に飛ばし、天にいるとされている仏陀へ敬意を表し感謝の気持ちを捧げる意味があると言われています。 このお祭りはタイ全土で開催されますが、特にチェンマイが毎年盛大!!
引用:『世界のお祭り』タイ チェンマイのコムローイ祭り
侍たちの粋
鬼ヶ島が落ちそうなを事を感じたヒョウ五郎が、侍たちに質問するシーンがある。
おい、おめェら………!!
どっちがいい…?
麦わらの人がカイドウを討ち倒せばおれ達は落下して死ぬ…!!おれ達が生きのびるって事は…カイドウが勝つって事だ…!!!
ワンピース 第1047話 by ヒョウ五郎
それを聞いた侍たちは、みんな笑って、自分たちの死を受け入れている。国の為、家族の為に命を掛けている彼らには愚問。
「なんだ、それだけの話か。」
「ありがてェな!!いい国になるんだろうなァ!!!」
侍たちの生き様を感じるとてもいいシーンです。
そして、それに対比するようにウソップを登場させ、生にしがみつくシーンがとてもらしくていい。
全員、助かってもらいたい。
オロチはどこまで行ってもオロチ
ルフィとカイドウが全力で戦うことで生まれた振動によって、オロチの能力を押さえていた海楼石の釘が外れた。
何をするかと思えば、日和を道連れに死のうとしている。
ヤマタノオロチの能力で、その能力が初登場した際は、複数の頭があったのに対して、今回の描写では1頭のみとなっている。散々殺されても殺されても復活したのは、これと関係していると思う。
命が複数あったとは思わないが、頭を何回か切り落とされても大丈夫といった所かな。
というか、オロチの能力は、変身する事以外、よくわからない。
こいつなんなんやろな。黒炭オロチの名のように、最後は黒炭となり息絶えるのか。
願わくば、長年付き添った、日和、もしくは、狂四郎にとどめを刺して欲しい。
遂に決着か!?
空中戦に突入したルフィとカイドウ。
拳を’’巨人族”化したルフィがカイドウに最後の一撃を与えようとしている。
構図としては、ルフィ、カイドウ、鬼ヶ島が一直線に並ぶ。
ルフィがカイドウに対して、攻撃を仕掛けると、鬼ヶ島にも被害が出る。
そこで、ルフィはモモの助に鬼ヶ島を移動しろと指示をする。
たじろぐモモの助に時間はない、モモの助は自身の焔雲を操り鬼ヶ島を移動することが出来るのか!?
いよいよ、決着の瞬間です。あと2週間か。長いな。
今回はここまで。
次号はいつ?
次号2022年23号
5月9日(月)発売の週刊少年ジャンプ2022年23号を予定しております。
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